那覇市内で唯一残っていた銭湯が5月14日閉店した。 開業60年の「日の出湯」である。銭湯とは沖縄方言で「ユ〜フルヤ―」。 1960年代の最盛期には「ユ〜フルヤ―」は県内に300件以上もあり大衆に親しまれ支持されてきた。 しかし時代と共に、だんだん需要が減り廃業へと追い込まれた。そんな中で「日の出湯」だけが最後の砦となっていた。 我がドミトリー沖縄のお客様に「近くに銭湯はありませんか?」と聞かれるとそこを紹介していた。歩いて10分ほどである。 2代目オーナーは83歳のご婦人。一生懸命「ユ〜フルヤ―」を守ってきたが、しかし歳月には勝てず、老朽化が進み安全性が保てないと言う。 「ユ〜フルヤ―」は裸の付き合いで色んな人とゆんたくが出来て庶民の社交場でもあった。 「日の出湯」の閉店によって、昭和の証がまた一つ消えた。 ご苦労様でした。 イッぺーニフェーデービタン。
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