沖縄県宮古島の北西約5キロにある5000人の住む伊良部島。その伊良部島と宮古島を結ぶ3540mの「伊良部大橋」が1月31日開通した。沖縄県内では1960mの古宇利大橋を抜き通行無料の橋としては日本一の長さだ。 初めて旧伊良部村時代の要請があった1974年から約40年。工事は2005年から始まり、約10年かかり長い年月をかけてやっと実現した。 総事業費は約395億円。航路がある場所では2000トン級の船がくぐれるように高さを上げている。 橋はコバルトブルーの海の中を穏やかにカーブを描いていて非常に美しい。直線の方が距離が近いが、サンゴや藻場、モズクの養殖を避けている。また水深の浅いところを通行することで建設費用を安くしている。 島民は開通を喜び、子供たちのエイサー等で「伊良部大橋」の開通式を祝った。悲願の40年の夢、実現の日である。
沖縄タイムスより
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