「き〜やん」とは我が母上の名前「きよ」の愛称です。
1914年(大正3年)12月14日生まれ数え97歳。子9人、孫31人、ひ孫24人、玄孫(やしゃご)4人、合計68人の大きな一族となりその頂点に立っております。(いえ座っております。車椅子に)
我が父上は64歳の若さで昇天いたしましたが き〜やんは今夫君の分まで長く幸せに長男一家と暮らしております。き〜やんの顔や首、手の深い弛んだしわを見ると97年間の険しい歴史が刻み込まれているようで改めて敬意を表せざるを得ません。
何もない時代に貧しく生まれ、遊びを知らず、学校にも行けず淋しい幼少期を過ごしました。戦争で全てを失い戦後の苦しい生活はマイナスからの出発です。金もない、食べ物もない、着る物もない。ぶっ倒れても医者にもかかれず次々と生まれる子供をどのように育てたんでしょうか? しかし・・・
あれもない、これもない。ない!ない!ずくしでない物はたくさんあるけれど負けない!!もない!のうち。負けておれない!父上と歩む不屈な精神。「今日も生きた。明日も生きるぞ。子供は大事な宝物」これぞハングリ〜精神なる「うちな〜魂」です。。
我々は「き〜やん清ら魂」と言っております。 つづく
*「うちな〜魂」・・・(沖縄魂)
「き〜やん清ら魂」・・(ちゅらたましい)
写真:き〜やんの玄孫(やしゃご)とかじまや〜 (風車)
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